打ち合わせも終わり、リノベーション工事がスタート。
キッチンやユニットバスが撤去されました。
ここから、さらに床や壁も解体して、ほぼスケルトンの状態にします。
床も、一からやり直し。
乾式二重床という床システムを床の下地に使います。
乾式二重床は、コンクリートスラブと乾式二重床との間の空間が冷えや湿気を防いで、配管や配線を通しやすい等のメリットがあります。
支持脚には、防音効果のあるものを使用し、床下に防音対策を施すことで、下の階へのストレスが軽減されるので、快適に住んでいただけるのではないでしょうか。
和室だった部分も解体され、洋室と繋げて、1つの部屋にします。
壁一面には、クローゼットを設置します。
ユニットバスと洗面所のスペース。
和室の押入れだった部分まで洗面所を拡げて、広くて使い易くしたい。
洗面台は、600㎜から750㎜へ、ユニットバスは、1216から1616へサイズ変更します。
北側の洋室は、寝室として使うことになりますが、使いにくい押入れをウォークインクローゼットへ変更します。
玄関は、新たにタイルを貼って、壁一面にシューズボックスを設置。
点検窓もシンプルなものに変更します。
キッチンの位置は変えずにサイズアップと給水・給湯管をリニューアルします。
サイズアップといっても、ただ単に大きなキッチンにすればいいわけではありません。
使いやすさとバランスが大切なので1950㎜をチョイスしました。
実際に、お客様から「お部屋を見学した時は良いと思ったけど、実際に住んでみたら使いにくかったり、無駄に大き過ぎるキッチンが場所を取っていて勿体無い。」等のお声をいただきます。
梁や予算等の問題で色々と大変でしたが、完成が楽しみです。
リノベーションをするうえで大切なことというか、絶対に達成しなければならないことがあります。
それは、オーナーが望む入居者属性に長く住みたいと本気で思っていただける物件を作り上げること。
多額の投資をしても想定していた結果が得られず、資金的にも精神的にも厳しい状況に立たされているオーナーの話をよく耳にします。
そもそも管理やリノベーション工事をする業者選定の時点でミスしているケースが非常に多いです。
入居者の募集業務、入居後の管理、退去立ち会いや原状回復、リノベーションなどは、物件と街を熟知している人間に依頼するべきです。
その工事内容は、ターゲットとなる入居者属性やエリアに合っているのか、配色や使う物のグレードと価格設定は合っているのか、投資したお金を何年で回収するのか等、非常に細かいところまで考え抜いて取り組む必要があるのです。